最初の一貫、最後の一貫
私は"毎食"を大切にしている
どれだけ忙しい朝でも朝食をいただくようにしている
早い朝であろうと、帰りが遅い夜であろうと、毎日文句ひとつ言わずに温かい料理を作ってくれる妻には日々心から感謝している
ではたとえば妻が実家に帰省中なんてこともあるだろう
そんな日はどうか?毎食食べるのか?
無論、毎食食べる
例えカップ麺であろうと、コンビニの惣菜であろうと私は"毎食"を大切にしている
なぜか?
それは私が食いしん坊だから
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舞台は兵庫県西宮
平日休みのランチ
今回は寿司のランチを食べに来た
"すし処 内海"
昔ながらのカウンターとテーブルの寿司屋で地域のお客に愛される"ザ・地元の寿司屋"である
なにやらランチは松竹梅とありそうな看板
テーブル席へ着き、メニューに目を向ける
看板の特上もよかったが、今回は上にぎりをいただく
平日の昼間から一杯、背徳感がたまらない
コハダの酢漬け
さっぱりしていて美味しいが、酸味が少し強い
チビチビとやりつつメインを待つ
上にぎり¥1.600-
魚のアラの赤だしも付いて美味しそう
ビジュアルで酒が進む
さてここからみなさんも考えてみて欲しい
"何から食べるか?"
永遠のテーマである
好きなものを先に食べる派、後に残しておくと派などアプローチの仕方は様々あるが
私は好きなネタを残しておくタイプ
とりあえず
私の寿司ランキングの中でも割と下位のほうにある"数の子"をトップバッターに選択し、一口でいただく
プチプチとする食感は一般的な数の子と変わらない
ステージから数の子が消えた
そして主役級のやつらが残った
これはまさしく寿司界のアベンジャーズといえる
残りは全て好きなネタなので迷う
ここから一貫一貫の選択は重要
フィニッシュのラスト一貫に向けてのドラマを作っていかなければならない
おまかせの寿司屋であれば大将のシナリオ通りに食べ進められるが、ここはそうはいかない
迷う→選ぶ→食す→舌鼓
迷う→選ぶ→食す→舌鼓
時には妻にも次の一貫を相談し、慎重に食べ進める
そして四天王が残った
私的四天王はこれ
ここからはラスト、フィナーレに向かって前進あるのみ
脳内ではサライが流れている
武道館が見えてきた
そしてラストに残ったのは
全部美味しかった
楽しいランチを過ごせ、今日もウーロンは幸せであった
帰り際にチラッと余所のテーブルを見ると、同じ上にぎりを注文していた婦人
まさかの四天王から食べていたあの衝撃が今も忘れられない
あなたは何でフィニッシュしますか?
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