焼鳥を食べて自分を見つめ直した
もうすっかり寒くなってきたなぁ
もう過ぎたが、秋の夕暮れのどこか物寂しい気持ちになる、あの感じが嫌いではない
それに比べ冬の夕暮れはシンプルに寒くて嫌いだ
考えてみれば冬のいいところは一つもない
いや、一つくらいはあるか?
風邪が流行るし、車のフロントガラス凍るし…
手がかじかむし、朝起きられへんし、歯しみるし、すぐヒートテックよれよれになるし…
やっぱり冬は嫌いだ!
私の心は冬の気温と同じように冷えている
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不貞腐れながらやってきたのは芦屋
なんでもフレンチのエッセンスを取り入れた焼鳥屋があると聞いてやってきた。
"芦屋 とり千"
外観から高級な店に感じるのは店の演出か?芦屋という土地柄か?
店内はカウンター(6名がけぐらい)と個室が一室
予約していたおかげか、個室に案内していただけた
本日はコース料理を注文
さてフレンチのエッセンスはどこにあるんだろう?
おビール
泡のキメが細かく感じるのは店主の思惑か?
芦屋という土地柄か?
オードブル
これかフレンチのエッセンスとやらは!
南蛮漬け、茶碗蒸し、鶏皮ジュレどれも美味
グラスワインでもバッチグーだと思われる
サラダ
どれも瑞々しく美味
ムネ肉
朝引きなので弾力がえげつない
小豆サイズにした白鵬を口内に入れ咀嚼してみると、これくらいで跳ね返してくるのかな?というぐらいの弾力
普段家で飲むヤッシー酒とは香りが違う
鳥レバーパテのキャラメリゼ
トーストされたフランスパンに塗っていただく
ねっとりと甘みのあるレバーパテは、スイーツ感覚もあり不思議な一品だ
せせり
おナス
特記事項ナス
パリパリ(フレンチだけに)
白州ハイボール
つくね
フワフワよりも肉肉しいタイプ、美味
締めのラーメン
このラーメンの出汁が鳥の旨みを180%引き出しており絶品
トロッとした濃厚スープに細麺が絡む絡む
デザートまで出てコース終了
コース一人4500円(ドリンクなし)
ガヤガヤしたところで大勢でいただく大衆焼き鳥も好きだが、静かな空間で、落ち着きながらいただく焼き鳥もまたオツなもんだな
満腹、満足、ウーロンは幸せです
帰り道、やはり外は寒かったが心はポカポカに暖かくなっていた
冬もそんなに悪いもんではないなぁ
私の心を冷やしていたのは気温ではなく、空腹であった